iki Espressoのスタッフはこの12月、キーウィスタイルのホスピタリティの魅力を学ぶためにニュージーランドへ向かいます。
iki Espressoのコンセプトの一つは、ニュージーランドの一部を東京に届けること。スタッフに広い視野と、最高のキーウィスタイルのカスタマーサービスを提供するコツを習得させるため、オーナー夫妻、原瀬輝久さんとKimさんはオークランドとクイーンズタウンへの研修旅行を企画しました。
「日本の料理とサービスはどの点から見ても本当に素晴らしいです。でもニュージーランドの料理、コーヒー、ホスピタリティにも、リラックスした雰囲気や食のバラエティの豊かさなど、他にはない特別な良さがあります」とKimさんは話します。
「自分の個性を最高のカスタマーサービスに活かすには自信が必要です。ニュージーランドで英語を練習し、現地のカフェ文化を直接体験する機会を持つことは、スタッフの自信に繋がる貴重な経験になると信じています」
iki Espressoのスタッフは、クイーンズタウンでは原瀬ご夫妻が経営されているリゾート型ブティックホテル「iki Lodge」に宿泊し、「Akarua Wines & Kitchen by Artisan」「Frank’s Eatery」「Bespoke Kitchen」「The Chop Shop」「Jack’s Point Clubhouse」「Yonder」「the Sherwood」 など、お2人おすすめのローカルカフェやワイナリーを訪れる予定です。
「まず真っ先にスタッフを連れて行きたいのは『Wet Jacket』です。ワインが素晴らしく、知識豊かな従業員の方々が温かく、明るく迎えてくれる雰囲気もとても素敵です」
オークランドでは、店のつくり、料理、雰囲気のすべての観点から「Takapuna Beach Café」「Café Hanoi」「Ugly Bagels」「Ostro」「Farro Fresh」を選びました。もちろんコーヒーも欠かせません。90年代にオークランドのSimone Forde氏の元でバリスタトレーニングを受け、2014年には「Allpress Coffee」の東京出店に携わった輝さんは特に、毎日のコーヒーに強いこだわりを持っています。
「日本では多くのカフェが朝10時頃にオープンしますよね。でもニュージーランドでは、早起きをして、朝6時半頃から毎朝の日課のコーヒーを待ち望んでいる人も多いです。エスプレッソのテイクアウトがまだそれほど浸透していない日本と比べ、ニュージーランドでは11時前にしてすでに3杯目のコーヒー、なんて人も珍しくありません」
原瀬ご夫妻が変えようと努力されているのは、カフェ文化そのもの。現在iki Espressoのすぐ近くで、メルボルンの「Bonnie Coffee」と共同でロースタリーの運営も行っています。ロースタリーではikiの焙煎士たちが、ikiオリジナルブランドの極上ブレンドとシングルオリジンコーヒーをつくり出しています。このオリジナルコーヒーはiki Espressoで使用、販売されている他、多くのパートナー企業にも愛用されています。
クイーンズタウンとオークランドで最高の技術と文化を数日間かけて吸収したスタッフたちが、東京に戻り、さらなる自信を持って、ユニークなニュージーランドの味を iki Espressoのお客様に提供することを、Kimさんは願っています。
「この研修旅行を通して、キーウィスタイルの最高のコーヒー、料理、フレンドリーなサービスに対する認識が変わることと思います。最高のカフェ体験ができる場所を日本でつくることに、私たちはチームとして力を尽くしています。この研修旅行が、すべてにおいて常により良く、という私たちの目標実現の助けになれば嬉しいです。ニュージーランドで様々なカフェ環境に触れることが、私たちのお客様のニーズに対する、よりクリエイティブな発想を生むための刺激になればと願っています」